1QTキャンティーン装備の歴史

M1910アルミキャンティーンボトル:
1909年に採用されたアルミボトル。つなぎ目のない一体成形タイプと上下半分で溶接タイプ、前後半分で溶接タイプがある。初期はキャップもアルミ製。第二次大戦中に航空機部材等に優先されたアルミ不足を補うためステンレスタイプも登場し、その後すぐにプラスチックになった。その後も朝鮮戦争からベトナム戦争初期の1963年まで製造された。

U.S. S.M.CO 1944製、U.S. VOLLRATH 1943製キャンティーンボトル

年代は判読できないが第二次大戦頃のM1910型コットンキャンバスキャンティーンカバーと43-44年ボトルとカップ

U.S. A.G.M.CO 1943年キャンティーンカップ
縁の部分に折り返しがあり、丸みを帯びているタイプ

43年1910カバー
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MARIAN 1943
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珍しい海兵隊用のクロスフラップキャンティーンカバー
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海兵隊用はフックの形もアーミーとは少し異なる
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巨大な水抜き穴。有り無し両タイプ存在する。
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45年ボトルと朝鮮戦争頃のM1910型オリーブドラブコットンカバー

スタンプが裏面の右端にあるタイプ

金属スナップは突起を穴に差し込むタイプ

水抜き穴はナイロン製が登場するまで無い

ボトル底部GP&FCC1945

1944年のセット、カバーは判読難

金属キャップボトルU.S. VOLLRATH 1944

カップU.S. K.M.Co. 1944

1943、44年のセット、カバーはカーキタイプ

カバー底部端スタンプタイプFOLEY MFG. CO. 1943

USロゴのフォントタイプが複数あるのは現代と同じ

カップU.S. S.M.CO. 1944

カップU.S. S.M.CO. 1944

ボトルの溶接部分にパテのような物が塗られている

ボトルU.S. S.M.CO. 1944

オリーブドラブのコットンキャンティーンポーチ、1つは1945年のスタンプ

使い捨て毛布に似た内貼り

ボトルUS MIRRO 1956、カップUS FEDLEY MFG CO 1945、カバー判読不能

カバーには全体にミシンがかけてある。補強のために兵士が加工したのか?

つなぎ目の無い一体成形タイプボトル

ボトルの刻印はUS MIRRO 1956で朝鮮戦争後あたり

1952年のコットンカバー

COVER CANTEEN DISMOUNTED M1910
74-C-300 CONCORD 1952

1956年のM1910ワイヤーハンガー式カバー
M1910カバーの最後の辺りの生産分だと思われる。
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スタンプ位置は底部真ん中
COVER, CANTEEN, DISMOUNTED, M1910
COLLETTE MFG, CO. 1956
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50年代末から60年代初めに登場したと言われている寒冷地用キャンティーンカバー
2022

ワイヤーフック型の初期タイプ。すぐに同じデザインのままアリスクリップに変更になり、最近まで支給されている。
2021

新登場のM-1956型コットンキャンティーンカバー60年M1956(59年9月)。取り付け方法がアリスタイプの金属クリップキーパーに変更された。
M56キャンティーンカバー

61年のM1956コットンカバー(D.A.-36-243-Q.M.(CTM) 10226-E-61)と69年刻印のボトル

スナップボタン、スライドキーパーで現代モデルに近くなっている。内張りは毛の無い平らな生地。

61年M1956コットンキャンティーンカバー
COVER WATER CANTEEN M1956 D.A.-36-243-Q.M.(CTM) 10226-E-61

62年のM1956コットンカバー
COVER, CANTEEN, M-1956
QM(CTM)11740-E-62
FSN 8465-577-4926
56カバー

内張りが平らな物から毛タイプになっている。

1962年のキャンティーンボトル
US MIRRO 1962
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底部ではなく裏面に刻印
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つなぎ目が縦のモナカ式タイプ
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63年のM1956コットンカバー
COVER, WATER, CANTEEN, M-1956
DSA 1-1148-63-E
FSN 8465-577-4926

64年のM1956コットンカバー
COVER, WATER, CANTEEN, M-1956
DSA -1-4241-64-E
FSN 8465-577-4926

フラップの縁取りはコットン。後に縁がナイロンの物が登場する。

M1956コットンキャンティーンカバー後期型
フラップの縁取りがナイロンになっている。

ナイロン縁取りのフラップ部分

60年代半ばのDSA100ナンバーになっている。M-1956のプリントは無い。

内側の毛が長く近年タイプと同じ。

M1956ナイロン縁取りタイプについてきたキャンティーンボトル。

モナカ式の溶接で刻印が無い。ローカルメイド? キャップは米軍仕様と同じだが、首周りの成形は刻印のあるUSタイプと若干異なる。

M1967キャンティーンカバー:
ナイロン素材になって60年代中頃に登場した。小さなポケットには浄水剤の小瓶を収納する。中古だと耳栓か菓子の包み紙がよく出てくる。
ボタン素材や縫い方の違いも合わせて数タイプに分けられる。写真はプラスチックボタンタイプ

68年度予算分DSA100-68-C-1680

水抜き穴はまだ無い

別のプラボタンタイプ68年度予算
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DSA 100-68-C
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M1967金属ボタンタイプ

1968年度予算

M1961キャンティーンボトル:
1962年頃からテストされ、1965年に正式採用されたプラスチックボトルタイプ。2003年に同じデザインのコラプシブルタイプが登場。キャップに対化学兵器用のガスマスクストロー挿入口が付いたM1ボトルキャップが標準化されている。

1969年刻印のボトル

1972年度予算

1974年度予算、数の少ないカーキタイプで横に補強縫いが入っている

金属ボタンで、DSA 100-74-C-1630

70年代前後から水抜き穴が登場

内貼りもLCタイプとほぼ同じ

これもM1967キャンティーンカバー金属ボタンの横に補強縫いの入ったタイプ、1974年度予算

DSA 100-74-C-

水抜きドレインホールがある

LC-1カバー:
LC装備用の70年代登場型。LC-1の印字があるキャンティーンカバーは1975年度の数ヶ月間に少数が生産された希少品。通常はLC-2と同型で印字のない物をLC-1タイプと呼ぶことが多いが、中古だと文字が消えている場合も多いのでよくわからない場合も多い。70-80年代の払下げ品カバー800個の中古の中から見つけたLC-1印字タイプはたったの2個だった

COVER WATER CANTEEN LC-1 DSA100-75-C-0897

内貼りは毛が長くやわらかい完成形になっている

80年代のプラボトルとカバー

LC-2カバー:
80-2000年代に主に生産された標準タイプ。LC-2タイプは製造期間も長いので、生地の色以外にも微妙に作りが異なるものが多数存在する







LC-2カバー韓国製(在韓米軍?):
付属のアリスクリップが通常より薄い金属でできている。底部ドレインホール金具が小さい。正面上部に補強のような縫い目が縦に入っている。カバー内部にMADE IN KOREAのラベルがあるものとないものがある。正規の米軍放出品。グリーンとオリーブドラブがある

アリスクリップが非常に薄く出来ている


HANDCREST(ハンドクレスト)製2001年

ガスマスクストロー用キャップの内側のゴムはグレーとブラックがある

SONETRONICS製1991年、ブラックゴムタイプ

M1ボトルキャップ:
対NBC兵器用ガスマスクストロー挿入口付キャップ。初期の物はキャップカバーの腕が細く破損しやすかったが、その後太い物に改良された

MOLLE型現用キャンティーンカバー:
MOLLEストラップの現用型。SDSが納品するこのタイプは万単位で納品されているので一番数が多い。主要迷彩の全カラーがある



汎用ポーチになるようにも設計されている。CANTEEN/GENERAL PURPOSE POUCH

パラクレイト製の汎用1QTポーチ。パラクレイトはストラップにボタンが無く、差し込むだけで固定できる

イーグルの汎用キャンティーンポーチ

スペクターギアの汎用キャンティーンポーチ